令和2年も残すところ僅かですね。
今年最後のブログは、弊社が配信しているメールマガジン(通称:とらマガ)で公募を行いました、タイガー版「今年の漢字一文字」の集計結果をお伝えしたいと思います。
まずはブログ編集チームの興味本位のアンケートにお付き合いいただきまして、誠にありがとうございます。
おかげ様でブログを書けるくらいにはアンケート結果が集まりました!
「どうせ、コロナ関係の漢字なんだろ?」とか、意地悪なことを言わずに最後までお付き合いいただければ幸いです。
2021年の結果はこちら
1)日本漢字能力検定協会VSタイガー
「2020年を漢字一字で表すなら」のキーワードでお馴染みの「公益財団法人 日本漢字能力検定協会」のオマージュをタイガー版でも実施してみました。
因みにこちらが日本漢字能力検定協会の公式サイトになります。
このように毎年大体11月初旬に募集が始まり、12月初旬に募集が終わります。
公募結果は12月14日 14:00~ 京都の清水寺から発表が行われます。
ここでタイガーが独自に集計した結果と、どのくらい合致するのか比較するのが今回の目的の一つです。
ということで、応募総数147件の結果を概ね後ろからご紹介していきたいと思います。
漢字を伏せた状態の集計結果グラフと1位と最下位を除いた2位~8位漢字を公開しますので、是非推理しながら読み進めてみてください。
【図:今年の漢字アンケート円グラフ】
【2位~8位までの漢字一文字】
どの漢字がが何位なのか考えてみてください。意外と難しいんですよね。因みに3つは同率6位です。
敢えて伏せました1位と最下位のヒントはこちらです。
1位のヒント
…結構簡単なので、勘が良い方はすぐにわかるのでは?ヒントは当然「コロナ」に関係する漢字です。
最下位のヒント
最下位は…正直難しいと思います。こちらもコロナ関係ではあるのですが、もう一歩踏み込んで「外出自粛になった結果」どうなったか?を表した漢字です。
さあ、皆さんの推理が当たるか是非、次の章でご確認ください!
第8位
第8位は「悩」でした。
試しにGoogleで「コロナ 悩み」で検索をしてみました。
160,000,000件ヒットして、検索結果1ページ目に多かった内容は
「心のケア」「不安」「ストレス」に対しての内容が非常に多かったです。
…調べなければよかったな…と少々後悔しました。
ということで、気を取り直して次にいきましょう!
第7位・第6位(の一部)
第7位と第6位に同じニュアンスの言葉がで混ざっていたので一緒にご紹介いたします。
第7位は「改」で第6位「革」です。
二つ合わせて、「改革」と私はとらえました。
所謂、ニューノーマル(新しい常識)をあらわしたのではないかな…と思いました。
ニューノーマルという言葉からは、「本人が現場にいる必要がない」「買い物は通販で」「密集してはいけない」という
コロナ禍以前では考えられなかったような、「個人が移動しないための手段」に特化した日常が広がっていました。
企業によっては社員が会社にいる必要性はないと割り切り、テナントのフロアごと引き払ってしまうダイナミックな会社も少なくはありません。
これからは不動産に拘らない会社経営も求められてくるのかもしれませんね。
このタイミングを無くして固定費削減には踏み切れまい…という、経営者の思いも伝わってきます。
余談ですが、「革」は「かわ」と読めます。
「皮」と「革」の違いは何だと思いますか?
「皮」は何かを包んでいる外側の物を指し、「革」は腐敗や硬化することを防ぐために薬品等でなめし加工をされたものを指すそうです。
第6位(残りの2つ)
同率第6位は「惑」「忍」です。
この言葉はパッと見た時にイメージが沸かなかったので、もう一人のブログ担当「川井(編集長)」に聞いてみました。
「惑」は「困惑」とかの意味では?と…なるほど。
コロナで直面したニューノーマルに困惑した記憶はあります。
直面した問題に対して、従来通りの対応ができないことで曖昧な指示をいろんなところから受けたりしましたよね。
「忍」は「耐え忍ぶ」「我慢」などのイメージと川井が言っておりました。
外出自粛により、買い物や実家への帰省、旅行…いろんなことを我慢しましたよね。
なんだか、どうしても薄暗い話になってしまいますね。
第5位
・・・意味深ですね。第5位は「独」です。
そして、この言葉はいろんな組み合わせができるので、色々考えてみました!
「孤独」「孤立」…悲しくなるからコメントは控えます。
「独占」…転売屋さんのイメージが沸いてきますね。極めて私的なことですが、任天堂Switchが高すぎて買えなかったのが記憶に新しいです(泣)
「独学」…外出自粛したら、その時間を勉強に充てた方も少なくないはず!
「独特」…もう、ニューノーマルでしょう!
「独奏」…やっぱり星野源さんの「うちで踊ろう」ですかね?
コロナで自宅待機を余儀なくされる沢山の人への切なる想いが込められていますよね。前首相も犬を撫でながら参加したことで話題になりました。
次は一旦、4位を飛ばして2位、3位をご紹介します。
第3位、第2位
第3位「病」
第2位「密」
どうでしょうか?2位、3位当たりは「THE世相」を表しているので皆さんの推理もいくつか当たったのではないでしょうか?
ここまでくると、本家である、日本漢字能力検定協会の「今年の漢字」と順位が被ってきているんじゃないかなぁ…と期待しています。
1位も同じ系統の漢字です。
大分漢字も絞り込まれてきたので、答えが分かった人もいるのではないでしょうか?
次は一旦飛ばしました、第4位です。
第4位 タイガーブログ編集部 ヒット賞
タイガーブログ編集部(川井・井上)のイチオシの漢字です。
第4位 「鬼」 です。
端的にいって、今年の漢字の中で唯一「コロナと関係がない」ワードなんですよね。
一応、お断りしておきますが「嫁」のことではありませんよ?
やっぱり、鬼からイメージするのは「鬼滅の刃」ではないでしょうか?
「犬も歩けば鬼滅に当たる」という造語ができても不思議ではないくらい、沢山の企業がコラボしていることでも話題です。
私も子供を連れて、うっかり映画を観に行ったり、全23巻の単行本が気がついたら家にあったりと、
無意識(?)のうちに日本経済に貢献する素晴らしい働きをしてしまったと自負しているくらいです。
……散財しましたね。
さて、鬼とは所謂「妖怪」に該当する架空の存在です。
転じて、「悪いもの」「病気」「恐ろしいもの」などの比喩表現などに用いられたりもします。
「コロナ」もそういう意味では「鬼」みたいなのものなので、「鬼滅の刃」を振るって、この不況を切り払ってくれることを期待せずにはいられないですよね。
あ…、結局、「コロナ」に結び付けてしまいました…。
えいっ、水面切り!
第9位(最下位)
いよいよ終盤戦に差し掛かってきました。
ということで、147件のアンケート結果の内、1票しか入らなかったのがこちらの言葉です。
「豚」
推理させておいてなんですが…これ分かった人いないと思いますがどうでしょう。
なかなか、捻りが利いて個人的には凄くツボです。
テレワークをメインで行っていた方が特に顕著です。
例えば、私とか体重が5kgも増えて、文字通り「豚」になってしまいました。
いや~、皆さん運動しましょう…。
第1位
第1位は・・・
「禍」
でした。恥ずかしながら…「コロナ禍」という単語をニュースで見て、初めて「禍」という単語の使い方を知りました。
「禍」は「か」と読み、「災い」や「災難」「不幸なできごと」を意味することばです。「コロナ禍」とは、新型コロナウイルスが招いた災難や危機的状況を指し、新型コロナウイルスの感染拡大が深刻化するなか、3月半ば頃から、新聞やネット上で、よく見かけるようになりました。
NHK放送文化研究所HPより抜粋
こんな使い方するんですね。
改めて「禍」の主な使い方を見ると、「禍々(まがまが)しい」「禍根(かこん)を残す」と、音読みしようが訓読みしようが、あまり良い印象ないですよね。
最後の最後が暗いワードだと、後味が悪いのでこんなお話を一つ。
みなさんは「禍」の対義語をご存知でしょうか?
実は「福」なんです。
禍福は糾える縄の如し(かふくはあざなえるなわのごとし)
人生は幸福と不幸を紡ぎ合わせた縄のようなもので、悪いことを嘆いている間に気がついたら、幸せが訪れていた…という意味です。
つまり、幸も不幸も裏表なんですね。
今年は世界中の人々にとって大きな「禍」でありましたが、来年は大きな「福」となることを祈って年末の挨拶にかえさせていただきます。
今年も大変お世話になりました。
来年もより一層面白い情報をご提供する所存でございますので、何とぞ変わらぬご支援を賜わりますようお願い申し上げます。
では、良いお年を!
追伸:こちらがモザイク無版のアンケート結果です
※
本アンケートは、弊社が独自に集計した結果になり『公益財団法人 日本漢字能力検定協会』が行っている「今年の漢字®」とは無関係です。