運行管理の負担をどう減らす?自動点呼で変わる運送業界【セミナー開催レポート】

当記事は直近で開催したオンラインセミナー【運行管理の負担をどう減らす?自動点呼で変わる運送業界】の簡易版レポートになります。今回は注目度の高い自動点呼に関わるセミナーなので、視聴者からの質問も多かったです。
質疑応答も記事化しているのでご覧ください。

全体のスケジュール

他の運送業に聞きたいことアンケートコーナー

セミナーの参加者から、他のセミナーの参加者(ほぼ運送事業者)に聞いてみたいことを聞く、という斬新なコーナーです。質問はセミナーのアンケートフォームにて募集をしています。

荷主に標準的な運賃を認めてもらえたか?

「認めてもらえた」が16%に留まり、認めてもらえなかったと同数に。苦労されている事業者様が多いことが見受けられます。

普段どのようにして拠点間の配車を管理・共有していますか?(複数回答可)

電話・メールが最多数で次点で配車マンの一元管理(要するにお任せしてる、と読み取れました)という結果でした。まだまだデジタル化やDXの入り込む余地が大きそうな領域だと感じました。

中距離・長距離輸送を今後どう対応していきますか?(複数回答可)

「ルート最適化を図る」が最大勢力となりました。最適化をして、改善基準告示の範囲に収めるようにやってく、ということなのだと思います。「外部の会社と提携する」も多く、この辺りのニーズは今後増えていきそうですね。中長距離をやめてしまうも第三勢力となりました。これは致し方ないのでしょう。

自動点呼の最新動向 ~点呼+による活用方法と自動点呼の可能性~

現行の点呼制度

点呼制度には従来の対面点呼に加えて、遠隔点呼と自動点呼があります。遠隔点呼はビデオ通話を用いて行い、自動点呼はロボットまたはPCを使用して行います。自動点呼は、運転者の生体認証などを通じて確実な個人識別を行い、24時間体制で実施することが可能です。遠隔点呼と自動点呼の主な違いは以下の通りです。

  • IT点呼(従来の取扱い)
    • Gマークが必要
    • ビデオ通話による点呼
  • 遠隔点呼
    • Gマーク同等の要件
    • 一定の機器と施設環境が必要
    • 生体認証を含む高いセキュリティが要求される
  • 自動点呼
    • 新制度に基づき、認定機器と施設環境が必要
    • 24時間対応可能
    • 業務後の点呼を自動化

遠隔点呼や自動点呼の制度は、運行管理の効率化と労働環境の改善を目的としています​​。

自動点呼の目的と重要性

自動点呼の導入は、ICTを活用した運行管理業務の高度化を目的としています。これにより、以下の効果が期待されています。

  • 安全性の向上:運転者との会話の質が向上し、点呼の確実性と信頼性が向上します。
  • 労働環境の改善:点呼業務の負荷が軽減され、他の業務に時間を割くことができます。
  • 人手不足の解消:自動点呼により定型的な業務を自動化し、生産性を向上させます。
  • データ管理の効率化:点呼データのデジタル化により、書類や管理が簡素化されます​​。

自動点呼の導入手順

自動点呼を導入するためには、以下の手順を踏む必要があります。

業務後自動点呼の導入手順

  1. 自動点呼機器の設置場所や設置状況を示す書類を準備します。
  2. 監視カメラの設置場所が分かる書類を用意します。
  3. 運輸支局長等に提出し、10日前までに報告書を提出します。
  4. 非常時には対面点呼または認められた点呼を行う体制を整備し書面で提出します​​。

業務前自動点呼の先行実施

  1. 事業者は、実施希望日の14日前に必要書類を提出します。
  2. 国土交通省や委託事業事務局による現地調査を受けることがあります。
  3. 認可が下り次第、事業者は業務前自動点呼を開始できます​​​​。

点呼+でできること

対面・遠隔・自動点呼に対応。ロボット版とPC版の違いはドライバーとのコミュニケーションの取りやすさの度合いの違いのみ。機能には差分はない。拠点が多い事業者では、PC版を勧めている。

点呼+の拡張性

点呼+プラットフォームは、多様な点呼方法(対面、IT、遠隔、自動)を一元管理できるシステムです。これにより、運行管理の効率化と安全性の向上が図られます。また、以下の機能拡張が提供されています。

富士通製デジタコ「ITP-WebserviceV3」との連携

  • 運行実績の表示:業務後点呼時に運行実績を確認でき、運行管理者不在時でも振り返りが可能。
  • 運転評価の確認:運転評価や違反情報を確認でき、運行管理の質を向上。
  • 安全指導機能:東京海上ディーアール社との共同開発により、安全指導機能も提供されます​​。

安全指導機能オプション

運行管理者が行う業務をロボットやPCアプリケーションが支援する仕組みで、東京海上ディーアール社と共同開発している。指導・監督を行うための情報を適宜提供するサービスとなっている。

Safie連携

点呼+の管理画面から、Safie社の監視カメラ動画を閲覧できるサイトへ直接飛び、点呼の様子を動画で確認できる。

導入事例

ある関西エリアの一般貨物自動車運送事業を営む企業では、全拠点に点呼+ロボット版Kebbiを導入しています。これにより、血圧計や体温計と連携させて健康管理を強化しました。導入に際しては以下の課題と対応がありました。

課題

  • アナログ対応の負担
  • デジタル化への抵抗
  • コミュニケーションの減少
  • 連絡事項の漏れや確認不足

対応

操作説明会やアンケートの実施により、従業員の理解を促進しました​​。

導入効果

  • 点呼業務の統一化:ロボット点呼により点呼方法が標準化され、品質向上に繋がりました。
  • コミュニケーションの向上:ロボットが行う確認事項が増えたことで、運行管理者と乗務員の対面時間が増え、コミュニケーションの質が向上しました。
  • 点呼待ちの解消:朝の点呼待ちが解消され、効率的な業務遂行が可能になりました。
  • 個別業務連絡の確実な伝達:ロボット点呼により個別の連絡事項が確実に伝達されるようになりました​​。
  • まとめ

    点呼+プラットフォームは、運行管理業務の効率化、安全性の向上、労働環境の改善に寄与する総合的なソリューションです。自動点呼の導入により、業務の確実性と信頼性が向上し、データ化により管理が容易になります。さらに、拡張性の高いプラットフォームとして、他社サービスとの連携や安全指導機能の提供も行っています。具体的な導入事例からも、多くの企業が効果を実感しており、点呼業務の標準化や効率化、コミュニケーションの質の向上など、様々なメリットが確認されています。

    質疑応答

    • Q:自動点呼の利点として労働環境の改善や点呼業務の負荷軽減が挙げられていますが、導入時に直面する課題や予想外の問題について具体的に教えてください。
    • A:システムそのものに対するとっつきにくさは企業が直面する課題として挙げられる。ただし、いざ運用始めると意外といけると感じる企業が多い。
    • Q:次世代の点呼として自動点呼の他に遠隔点呼もありますが、自動点呼ではなく遠隔点呼を選択した方が良い場合などありますか?
    • A:今は(202406)明確に1つある。それは、自拠点の管理者が不在の時に業務前も点呼が完遂できること。ただし業務前の自動点呼が解禁されるとメリットは薄れる。
    • Q:現状業務後点呼以外使用できない状況で、自動点呼の今後の展開状況が知りたい
    • A:業務前点呼が解禁まだあとわずかになっており、今はメーカー側が対応に迫られている状態なので、少しお待ちください。
    • Q:業務前点呼が解禁にったとして業務前点呼でシステム異常やアルコール検知等が起きなくても、有人・または遠隔点呼で管理者が必要になりますか?
    • A:何もなければ無人で大丈夫。ただし、何かあったときは管理者が駆け付けられる体制が必要。
    • Q:自動点呼が普及しきっていない理由として考えられるものは何でしょう?
    • A:業務前が出来ず片手落ちになってしまっていることが関係していると思われる。
    • Q:業務前は先行実施となってますがシステムが追い付いてないということはまだどこも先行実施できてないんですか?
    • A:まだどこも出来ていない。ナブアシスト社が最初に性能要件をクリア出来る見込み。

    点呼のカメラ活用だけじゃない? 安心・カンタンに利用できる”Safie”のご紹介

    セーフィー株式会社の概要

    セーフィー株式会社は、クラウドベースのカメラ映像プラットフォームを提供する企業であり、2014年10月に設立されました。従業員数は2024年4月時点で458。主なサービスとして、カメラ映像のクラウド録画サービス「Safie」を提供しており、日本国内および海外で多くの産業に貢献しています。

    製品とサービスの特徴

    セーフィーの製品は、ネットに接続するだけで録画が可能なクラウドカメラです。特に、従来のレコーダー型カメラに比べて長寿命で、修理や録画停止期間の発生を防ぐことができます。また、スマホやPC、タブレットで映像を閲覧したり、カメラ管理を簡単に行える高セキュリティなプラットフォームを提供しています。

    主な導入実績

    セーフィーのカメラは、24.5万台が稼働しており、小売店、飲食店、製造業、建設業、警備、インフラ、公共施設、オフィス、物流など幅広い分野で利用されています。特に運送業界では、点呼業務の効率化を目的に多くの企業が導入しており、対面点呼だけでなく、遠隔点呼や自動点呼にも対応しています。

    具体的な活用事例

    整備・板金工場の可視化

    工場内にクラウドカメラを設置し、車両の整備・修理状況をカーオーナーが遠隔で確認可能。
    作業の透明性を高め、トレーサビリティを確保する取り組みの一環としてカメラを活用。

    倉庫管理の効率化

    佐川グローバルロジスティクスでは、検品台にエッジAIカメラ「Safie One」を設置し、WMSと連携。
    問い合わせが発生した際に、対象作業の映像を迅速に確認できるため、業務効率が向上。

    サービスプラン

    セーフィーは、7日から最大365日までの録画プランを提供しており、月額費用はカメラ1台ごとに選択可能です。録画期間の要件が変更された場合でも、柔軟に対応可能です。また、サポートプラン「Safie Care」により、トラブル時には迅速な対応が保証されています。

    まとめ

    セーフィーのカメラは、点呼業務をはじめ、防犯や他拠点確認など多用途に対応可能です。導入が簡単で費用もリーズナブルなため、多くの業界で活用されています。操作が分かりやすく、トラブル時のサポート体制も充実しており、運送業界でも多くの導入実績があります。セーフィーは、クラウドカメラを通じて、社会に貢献する映像プラットフォームを提供しています。

    質疑応答

    • Q:市場の他の監視カメラと比べて、選ばれている点としては何が考えられますか
    • A:レコーダータイプとの比較だと、決まった場所でしか見れない。レコーダーが故障する。クラウドタイプとの比較だと簡単に導入できる点が挙げられる。10年間カメラばかりやってきたので、色々なニーズに応える用意が出来ている。

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