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その自動ブレーキ、効いていますか?

タイガーブログをご覧のみなさま、こんにちは。閲覧ありがとうございます。販売促進部の川井です。
昨今、テレビCMなどで『自動ブレーキ』がついている車のCMを良く目にします。自家用車や業務用の車で自動ブレーキがついている車に乗られている方も増えてきていることと思います。ところで、

みなさまがお乗りの車の自動ブレーキ、ちゃんと効いていますか?

8割くらいの方の答えは「よくわからない」ではないでしょうか。自動ブレーキはもしもの時の緊急回避であるのでその恩恵に預かることっていうのは、そんなに多くないはずです。今日はそんな自動ブレーキの話題です。
※この記事では自動ブレーキの技術そのものを批判する目的ではございません。自動ブレーキについて正しい知識を持ち、理解を深めましょうという趣旨の記事です。

 

そもそも自動ブレーキって?

自動車メーカーは、緊急回避を目的にカメラやミリ波レーダーからの情報を基に、車両にブレーキをかけるシステムを搭載しました。これが俗にいう自動ブレーキという奴です。日本では2009年にボルボXC60に、2010年にスバルレガシィにそれぞれ搭載されたこの装備が、日本の国土交通省の認可を受けました。(Wikipediaより)

認可が下りる前に話を遡ると、自動ブレーキ機能は衝突時の被害軽減を目的とするもので、衝突前に自動停止させることに関しては規制がかかっていました。前述の2車両は運転者が自動ブレーキ機能に依存するのを避けるために、衝突ギリギリまでブレーキが掛からないようにして認可を受けることができたそうです。

自動ブレーキに関する規制が解除された後でも「自動で車両を停止までさせるのはいかがなものか」と言った意見も根強くあったそうですが、現在では緊急時の作動として自動で停止までする機能を備えた車両が非常に多くなっています。これは安全を重視する世の中の風潮と言えるでしょう。そして、全ての自動車に自動ブレーキを搭載するという世界的な流れもあり、アメリカでは2022年の9月までには、販売される新車の99%には自動ブレーキを標準装備するという合意が、自動車メーカーと国で合意がなされたそうです。

当然、日本でもこの流れがありトラックやバスなどの新車では、自動ブレーキの搭載が義務化となっております。(車両重量等により例外あり)

また、自動ブレーキを装備している車両においては自動車保険が割引になる等のサービスも開始されています。消費者からすると、安全性が向上する以外に金銭的な優遇措置があることから、様々な面で素晴らしい装備であることは間違いない事実です。

 

万能ではない自動ブレーキ

前章では自動ブレーキいいね、という結論にたどり着きました。しかし、この「いいね」は頼っても「いいね」ではありません。車に乗ったらあくまで運転の責任を負うのは運転者ですから、緊急時には自動ブレーキの作動で事故を回避してくれるかもしれないとは言えど、十分に注意をして運転をしないといけない訳です。

自動ブレーキが万能ではないと書いたのは他にも理由があって「自動ブレーキ 誤作動」などで検索をすると、誤作動を経験した人の体験談などがたくさん出てきます。また、国民生活センターが行ったアンケートで次のような結果がでています。

【運転している際の先進安全装置に係る想定外の出来事】を体験したのが2000人中491人(ここでいう先進安全装置とは、自動ブレーキやレーンキープアシスト等の最近の自動車に装備されている機能を指します)。そのうち「急に減速した、自動ブレーキが予期せず作動した、急に停止した」等の、いかにも自動ブレーキの誤作動と思われる体験をしたのが215人。アンケート回答者の1割は誤作動を体験してると言う結果がでています。

このアンケートではさらにこれらの誤作動が事故に結びついてしまった件数まで載っていますが、自動ブレーキの誤作動と思われる以外の事故の件数も合わせて集計されてしまっているので、ここでは言及しません(結果を詳しくご覧になりたい方の為にリンクを貼っておきます)※先進安全自動車に関する消費者の使用実態

何気なく道路を走っていて急に自動ブレーキが誤作動してしまったら、、、事故に繋がっているだろうと想像するのは容易です。推測ですが、自動ブレーキの誤作動による事故が多少は発生していると考えるのが妥当だと思っています。アンケートの結果からもわかるように、優れた装備ではありますが全幅の信頼をおいて運転することは危険な訳です。

 

自動ブレーキという呼び方が良くない

さきほどから『自動ブレーキ』という単語を連呼していますが、この呼び方がそもそも良くないですよね。『自動』って言われると、全知全能の神のような、、、までは言い過ぎですが、自動=思った通りに勝手に動く、という認識を改めなければいけないのかもしれません。『自動』という名称がつくものの中でその最たる例が我々の身近にある自動ドアです。人が近づくと勝手にドアが開いて、通り過ぎると閉まる、今の世の中では欠かせないものになっています。

思い浮かべて見ていただきたいのですが、自動ドアに近づいても開かなかった経験を一度くらいはされたことある方もいるのではないでしょうか。これも誤作動と言える範囲でしょう。しかし自動ドアの場合は、誤作動をしたからといって大きな損害が出ることは考えにくいため、ニュースになりにくいことと思います。試しに「自動ドア 誤作動」で検索してみたところ、自動ドアが勝手に開く、幽霊が通っているから無人でも開くのでは、などというオカルティックな内容の検索結果も出てきました。その実はわかりませんが傍から見ると、さほど問題にはなっていないように見受けられます。

さて、話がそれました。自動ブレーキという呼び方が良くないという話に戻ります。実は『自動ブレーキ』という呼称をやめましょう、ということでつい最近、国と自動車メーカーが合意をしています。(「自動運転」や「自動ブレーキ」は“禁止”用語に…国とメーカーが自粛へ[新聞ウォッチ]:レスポンス)

いささか遅いような気もしますが、正しい知識を持ってもらうのに遅いということはないので、これはこれで良いことだと思います。衝撃だったのはJAFが行ったアンケートで以下のような結果が出ていることです。

JAFニュース(【衝撃の事実】 ドライバー2人に1人が「自動ブレーキ」を誤解 インフォグラフィック「自動車の未来」を公開)より引用

約3万人を対象にしたアンケートで「自動ブレーキ」のついている車を「勝手にブレーキをかけてくれる装置」と勘違いされているドライバーが約半数いるのです。こういうのを見ると「自動ブレーキ」というネーミングが何やら一人歩きしてしまっているのではないか、とさえ思えてしまいます。※この結果は、2016年発表のものなので現在では認識がもう少し改まっていることを願います。

 

自動ブレーキの代わりになんと呼ぶのか?

正しい呼称では『衝突被害軽減ブレーキ』という名称がおそらく正式なものです。でもこれじゃあ呼びにくいですよね。ちなみに、海外では衝突被害軽減ブレーキやレーンキープアシスト等の装備をひっくるめてADAS(Advanced Driver Assistance System)、日本では国交省などがASV(Advanced Safty Vehicle)などと呼んでいます。

既にご存知だと思いますが、『自動ブレーキ』というのは各自動車メーカーが車両に装備させている緊急回避の機能の総称なので、自動ブレーキという固有の名称を持ち合わせている車両の装備はありません。そこで各社の装備の名称を比べてみたところ、これだ、と思うものがありました。

プリクラッシュセーフティ(トヨタ自動車)

プリクラッシュと言われてパッと思いつかないかもしれませんが(セーフティはなんとなくわかりますよね)、プリクラッシュは(Pre=前 + Crash=衝突)の造語なので、プリクラッシュセーフティは衝突前の安全、というところ。意味は伝わりますね。これを略すとプリクラとなるわけです。

プリクラというとかの有名な「プリント倶楽部」がある訳ですが、最近はスマホの自撮りなどの影響で廃れ気味だったりするのでしょうか。もしかしたら、若い人ではプリクラ撮ったことない人もいるのかもしれません。

これからは、プリクラはプリント倶楽部ではなくプリクラッシュセーフティに置き換わり、自動ブレーキがプリクラという名称で世の中に広まれば、装備の能力を過信してしまう恐れもないし、親しみやすいネーミングで広まること間違いありません。

「プリクラ撮ろうよ」から「プリクラ(ついてる車に)乗ろうよ」という新しい時代が来るとか来ないとか。

 

衝突被害軽減ブレーキまとめ

長々と書いてきましたので、最後にまとめておきます。

×自動ブレーキ
〇衝突被害軽減ブレーキ、もしくはプリクラ(現時点ではタイガーブログ読者以外には伝わらない恐れがあります)

×勝手に止まる優れもの
〇緊急時に回避出来るかもしれないけれど、自分で責任もって運転することが大事

この2つを伝えるためにおよそ4000文字の記事を書いてしまいました。最後までお付き合いいただき、どうもありがとうございました。締めに少しだけ宣伝をしておきます。

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